財務デューデリジェンス（財務調査、買収監査）

財務デューデリジェンスは、ベンチャー投資やM＆Aを実施する際に、投資のリスクを最小限に抑えるために実施する、財務及び会計に関する調査・検討の手続をいいます。

仮に手元資金が十分にない場合においても、合併、会社分割、株式交換といった手法を使えば、現金を使わずに、自社株式で他社を統合できることから、近年ベンチャー投資やM＆Aは活発化しています。

一方で、十分な調査をせずに、買収や投資を実行すると、不当な高値で会社を買収してしまう、簿外債務を抱える会社と合併して、会社経営そのものに悪影響を及ぼす等のリスクがあります。そのため、投資にあたっては、財務デューデリジェンスは欠かせません。
財務デューデリジェンスの提供にあたっては、経験豊富な会計士が相手会社の正常収益力や実態純資産を把握し、株式取得を実行するかどうかの判断材料に資する情報を提供します。

お見積りは無料となりますので、買収や投資をご検討の会社様は、ご相談お待ちしております。

なお

サービスの特徴

財務デューデリジェンス業務の流れ

財務デューデリジェンスの流れは以下のとおりです。

STEP１【概要ヒアリング】
依頼者（貴社）に対して、財務デューデリジェンスを必要とする理由（取引の目的）、スケジュール等をヒアリングする。

STEP２【概要把握】

依頼者と受嘱者（弊社）との間で「調査する項目とその調査手続」について打ち合わせを実施する。
また受嘱者は調査項目と調査手続を策定するために、調査対象会社の概要を把握できる資料を入手する。

STEP３【調査項目と手続の合意】

概要を把握した上で、調査手続（案）を作成し、依頼者と打ち合わせを行う。
最終的には、調査手続について、「手続の合意」を行い、契約を締結する。
改善活動は継続して実施し、確度や精度を上げて行く必要があります。

STEP４【手続の実施】

詳細調査のための資料を依頼の上、調査対象会社に出向いて、またはリモートで調査手続を実施する。
この過程で、事前依頼資料リスト・QAリストを用いた資料のやりとりや質疑応答を並行して行う。

STEP5【財務調査報告書の提出】

現地調査後、受託者において最終的なレポートとして「財務調査報告書」を作成する。
「財務調査報告書」の作成後、依頼者へ提出の上、要望に応じて説明会を実施する。

主な財務デューデリジェンス手続

企業買収にあたり、一般的な⾒るべきポイントを整理すると、以下のとおりとなります。

　① 資産については、実在性・資産性のないものを修正する。
　② 時価評価できる資産については、時価評価を⾏う。
　③ 全般的に会計基準に則して、会計処理が誤っているものは修正する。
　④ 負債については、網羅性・⼗分性を確認するし、不⾜額を計上する。
　⑤ 偶発債務リスク・税務リスク等リスクがあるものを⾒つけ出す。
　⑥ 正常収益⼒の算定上、異常なものは排除する。